MODEL M1はこのBTL方式と「低音再生能力の高いデジタル出力アンプ」のW採用により、小型軽量ボディーから、大型アンプに匹敵する力強く、重量感のある中低音を再現出来るのです。
■大型・パワーアンプに匹敵する充実した中低音を実現
MODEL M1は小型に作られているため部品を交換できる範囲が限られていますが、AIRBOW Model M1 Specialは、電源平滑コンデンサーの容量を「3倍」に増やしただけでなく、各部の電源容量を大きくアップすることに成功しました。さらにデジタル回路の音質改善のために、生産が完了している「OSコン」を多数使用し、メイン回路にも「ブラックゲート」を使うなど、限られた部品点数の交換や追加でも大幅な音質改善を実現しました。
このような電源系のチューニングによりAIRBOW Model M1 Specialは、このデジタル+BTLのパワーアンプの実力をさらに引き出すことに成功し、ノーマルのMODEL M1を大きく凌駕する大型パワーアンプに匹敵するほどの豊かな中低域の再現性を獲得しています。
画期的な「発明」と呼んでも良い素晴らしいMODEL M1にも弱点があります。小型化を優先するために選ばざるを得なかったパーツの一部が僅かな共振を引き起こすため「ボーカルの子音がざらつく」、バイオリンなど一部の弦楽器の「高域がパサついてやや硬く感じられる」などの現象です。細かな分析により原因はほぼ特定出来たのですが、残念ながらスペース的にも、動作の安定性を保証するためにもその部分のパーツ変更は諦めざるを得ませんでした。そのためAIRBOW Model M1 Specialでも同様の問題点は残されています。
が、この問題自体は非常に小さいので、一般的な音楽の視聴では良好な中低音がより高く判断されると思います。実際、ノーマルのmarantz MODEL M1 ディーラー向け試聴会でも、この高域の「硬さ」に気づいた方はほぼいなかったように思います。
《 AIRBOW Model M1 Special の音質改善に伴う価格改定のお知らせ 》
2024年10月17日(金)
8月末にMODEL M1のファームウェア更新が実施されたことでRoon Readyに対応し、別途Roon Ready本体もアップデートが入ったことにより、MODEL M1(Special)の課題と認識していた高域の音質問題が解消し、大幅な音質向上が認められました。
Model M1 Special 販売開始当初は、該当箇所の音質が基準を満たしていなかったため、本来予定していたメーカー希望小売価格より安く販売しておりましたが、今回の件に合わせ、下記日時より適正なメーカー希望小売価格に値上げいたします。
【価格改定実施日】2024年11月1日(金)
【改定後メーカー希望小売価格】180 (税別)
現在のメーカー希望小売価格より15 (税別)の値上げとなりますが、メーカー希望小売価格 8 (税別)のAIRBOW 高音質メガネ型端子電源ケーブル「CPSC-M2/2.01m」を付属しておりますので、この価格・音質ならご理解いただけるかと存じます。
また、音質改善後の試聴動画も【逸品館オーディオ情報】(YouTube)で10月19日(土)より順次公開中ですので、ぜひそちらをお聴きいただいた上でご検討・ご判断下さい。最小のボディーから、最大級の中低音を再現
特徴
■デジタルアンプ・BTL(ブリッジ)・100W(8Ω)
通常のステレオアンプは、左右に1台ずつ合計2台のアンプが搭載されますが、marantz MODEL M1は、小型軽量にもかかわらず4台のアンプを搭載しています。2台のアンプでスピーカーを駆動させるこの方式をオーディオの世界ではBTL(ブリッジ)と呼びます。
通常のアンプのスピーカー出力は「アース(ゼロ)~プラス」で出力され、スピーカーのユニットは「静止(ゼロボルト)~前方(プラス側)」にだけに動きます。一方BTL(ブリッジ)方式では、1つのチャンネルにプラスとマイナスを出力するための2台のアンプが使われるので、スピーカーは静止位置を起点として「前方(プラス側)と後方(マイナス側)」に動けるようになります。通常なら「前方」だけにしか動かせないスピーカーのユニットをBTLでは「静止を基準に前と後ろに対称」に動かせます。ユニットが前後対称に動くことで、ユニットの移動量が1/2(半分)になり歪みが減少、信号応答性も向上します。また、スピーカーのユニットが通常と異なり、前方に押されるだけでなくアンプによって後方にも引き戻されるため、より空気をしっかりとグリップすることが可能となます。
MODEL M1はこのBTL方式と「低音再生能力の高いデジタル出力アンプ」のW採用により、小型軽量ボディーから、大型アンプに匹敵する力強く、重量感のある中低音を再現出来るのです。
■大型・パワーアンプに匹敵する充実した中低音を実現
MODEL M1は小型に作られているため部品を交換できる範囲が限られていますが、AIRBOW Model M1 Specialは、電源平滑コンデンサーの容量を「3倍」に増やしただけでなく、各部の電源容量を大きくアップすることに成功しました。さらにデジタル回路の音質改善のために、生産が完了している「OSコン」を多数使用し、メイン回路にも「ブラックゲート」を使うなど、限られた部品点数の交換や追加でも大幅な音質改善を実現しました。
このような電源系のチューニングによりAIRBOW Model M1 Specialは、このデジタル+BTLのパワーアンプの実力をさらに引き出すことに成功し、ノーマルのMODEL M1を大きく凌駕する大型パワーアンプに匹敵するほどの豊かな中低域の再現性を獲得しています。
この電源系のチューニングは、アンプの「信号応答性」にも大きな効果を発揮します。小さな信号の変化も確実にユニットの動きに変換することで、聞こえないような小さな音まで音量を絞っても低音のベースラインがはっきりと再現されるようになりました。
■小型化を優先したことによる問題
画期的な「発明」と呼んでも良い素晴らしいMODEL M1にも弱点があります。小型化を優先するために選ばざるを得なかったパーツの一部が僅かな共振を引き起こすため「ボーカルの子音がざらつく」、バイオリンなど一部の弦楽器の「高域がパサついてやや硬く感じられる」などの現象です。細かな分析により原因はほぼ特定出来たのですが、残念ながらスペース的にも、動作の安定性を保証するためにもその部分のパーツ変更は諦めざるを得ませんでした。そのためAIRBOW Model M1 Specialでも同様の問題点は残されています。
が、この問題自体は非常に小さいので、一般的な音楽の視聴では良好な中低音がより高く判断されると思います。実際、ノーマルのmarantz MODEL M1 ディーラー向け試聴会でも、この高域の「硬さ」に気づいた方はほぼいなかったように思います。
しかし、同じデジタルアンプを搭載する他のAIRBOWモデルではこの問題は完全に解決することに成功していますし、そもそも高域ノイズが発生しにくいアナログアンプを搭載するモデルの中高音は非常にスムーズで心地よい雰囲気を持っています。もしお客様が高域の硬さやボーカルの子音の荒れなどを気になさるのであれば、予めModel M1 Specialのご購入前に十分なチェックをお願い申し上げます。
■AIRBOW高音質メガネ型端子電源ケーブルが標準で付属
AIRBOW - CPSC-M2/2.01m(1本/高音質メガネ型端子電源ケーブル)を標準で付属していますので、ご購入時からさらなる高音質化を実現します。
■エイジング(慣らし運転)のお願い
Model M1 Specialの「高域の硬さや荒れ」は時間と共に緩和されますが、それにはかなり長い時間が必要です。毎日数時間のご使用なら高域が滑らかになるまでには約1ヶ月近くかかります。その後も使い込めば使い込むほど高域は少しずつ滑らかになって行きます。
仕様説明
※製品の仕様、外観などは予告なく変更されることがありますので、予めご了承ください。
ベースモデルの詳細は、marantz公式サイトをご覧ください ≫【KK9N0D18P】